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性格は変わるのか?

答えを先に言うと、変わります。ゆっくりと、そしてたいていは良い方向に。何十年もの研究からわかっていることを紹介します。

更新日 2026-11-04 · 約3分で読めます · TraitMix編集部

安定しているけれど、固定ではない

ある集団の今年の性格得点と数年後の得点をくらべると、順位はかなり似たままです。いちばん外向的だった人は、数年後も外向的なほうにいる可能性が高いのです。研究者が「性格は安定している」と言うのはこの意味です。けれども、安定していることと固定されていることは違います。一生のあいだに特性の平均値は動きますし、個人は平均以上に大きく動くこともあります。

性格は大人になってからも成熟する: 誠実性, 協調性, 情緒安定性, 開放性
性格は大人になってからも成熟する

「大人になる」パターン

人々を何年も追いかけた大規模な研究や、それらをまとめて分析したレビューは、成人期に共通する流れを示しています。

  • 誠実性が上がる。とくに仕事を始め、住まいを構え、家庭を持つ20〜30代に目立ちます。
  • 協調性もゆるやかに上がる。高齢期まで続くことが多いとされます。
  • 情緒安定性が上がる。平均すると、年を重ねるほど心配が減り、立ち直りが早くなります。
  • 開放性や外向性の一部は、若いころにピークを迎え、その後少し下がる傾向があります。

心理学ではこれを成熟の原則と呼ぶことがあります。多くの人は年齢とともに、少し計画的に、やさしく、落ち着いていきます。20歳のころはめちゃくちゃだったという人には、うれしい知らせですね。

何が性格を変えるのか

役割と責任

初めての就職、真剣な交際、親になること。どれも新しい要求をもたらします。毎日、何年も計画的にふるまっていると、それが少しずつ自分の一部になっていきます。役割が人をつくるのです。「社会人になって変わった」という実感は、あながち気のせいではありません。

大きな出来事

転居や海外生活、失業、病気からの回復、別れなどは、性格に跡を残すことがあります。どちらに変わるかは、出来事の経過や周りの支えによって違います。つらい経験がいつも人を不安にさせるわけではなく、かえって落ち着いた人になる場合もあります。

意識的な努力

どの特性を変えたいかをたずね、数週間から数か月追跡した研究がいくつかあります。「もっと社交的になる」といった漠然とした目標より、「毎日同僚の一人に自分から話しかける」のような小さく具体的な行動目標を立てた人のほうが、より変化していました。変わりたい気持ちだけでは足りず、実際に行動することが大切だったのです。

意識して特性を少し動かすには

  1. 特性を一つ、方向を一つだけ選ぶ。いっぺんに全部変えようとすると、たいていうまくいきません。
  2. 今週できる行動に置きかえる。誠実性なら、寝る前に翌日やることを三つ書く。情緒安定性なら、心がざわつくLINEに返信する前に5分歩く。
  3. すでにある習慣にくっつける。朝のコーヒーや通勤時間などに。
  4. 1か月記録する。特性を動かすのは、小さな行動の積み重ねです。
  5. 数か月後に診断を受け直して、得点をくらべる。

そもそも変えるべき?

どの特性の水準にも良さがあります。誠実性が低めなら柔軟、協調性が低めなら正直で自立的であることが多いものです。変化を目指す価値があるのは、どちらかの端が「良い」からではなく、その特性が人間関係や健康など大切なことの邪魔をしているときです。

自分の変化を記録しよう

TraitMixの結果はブラウザに保存されるので、半年後にもう一度ビッグファイブ性格診断を受けて、何が変わったかを確かめられます。価値観も大きな出来事の前後で変わりやすいので、人生の価値観診断もあわせて受け直してみてください。

よくある質問

何歳くらいで性格は変わらなくなりますか?

完全に止まることはありません。成人期のはじめにもっとも速く変わり、その後ゆっくりになりますが、60〜70代でも変化が見られます。

カウンセリングや心理療法で性格は変わりますか?

特定の悩みを扱う治療であっても、その後に不安に関わる特性が下がり、情緒安定性が上がることが多いという研究レビューがあります。個人差はあります。

数週間で結果が変わりました。性格が変わったのでしょうか?

短期間の変化は、たいてい気分や状況、測定の誤差によるものです。数か月にわたって一貫して変わるかどうかを見てください。

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